防災グッズとして、「あなたに必要なもの」を見極めよう
考えたくないかもしれませんが、2019年10月12〜13日に発生した台風19号。猛烈な台風と集中豪雨による予期せぬ甚大な被害は、「誰もが被災する可能性がある」ということを強く意識させられるものです。多摩川の一部は氾濫危険水位を超え、東京都世田谷区などに浸水被害を引き起こしました。荒川も、氾濫危険水位まであとわずかという危機に。
また、台風19号よりも少し前、2019年9月9日に千葉県で発生した台風15号を思い返してみましょう。約63万件という広範囲で停電が発生し、なかには倒木が妨げとなり、停電復旧までに2週間以上かかった地域も。目立った家屋の破損が無い地域に住んでいても、10日以上経っても停電が復旧しないという「停電の長期化」は誰もが想定外で、まだ記憶に新しいところです。9月はまだ厳しい残暑のなか。エアコンも使えない在宅避難生活を強いられました。
* * *
このように過去を振り返ると、自然災害が他人事ではないということを痛感させられます。
今回は、地震、台風、津波など、自分が災害に遭ったとき「自分の命を守る為の【防災グッズ】は、何が必要なのか」について考えます。
下の「防災グッズが必要になる状況」を自分の暮らしと重ね合わせてイメージしながら、考えていきましょう。
防災グッズが必要になる状況・・・✓
□ 家を出て、避難所で過ごすとき。
□ 家から離れた場所へ、移動(避難)するとき。 ※家の二階や屋上・車への避難も含む
防災グッズは「一次避難用(非常袋)/二次避難用(防災袋)」を考える
一次避難の袋入りセットとは、被災時に、家から一刻も早く持って出るための「持ち出し用袋」。
二次避難の袋入りセットとは、被災時に、体育館といった避難所で生活するための「防災袋」。
優先順位としては、まず、一次避難用の防災グッズを完璧に備えることが大切です。
防災非常袋は簡易なナップサックないし巾着状の袋であるが、特に被災した際にすぐさま持って避難できるようまとめられたもので、
一般に被災直後から救援活動の始められる1ないし数日間のあいだ被災者の生命を繋ぐものである。
~省略~
なお上に述べたのは被災時にすぐさま持って出る(一次避難)ための「非常袋」であるが、このほかにも収容避難場所など被災した家屋を離れ集団生活をする(二次避難)ために必要な物品を納めた「防災袋」も必要と考えることができる。
一次避難用「キホンの非常袋」の中身を、覗いてみましょう
内容量の目安は、防災グッズ30点くらい
【1人につき1袋を推奨】¥3,980(税込)
山善(YAMAZEN)がセレクトした、「非常用持ち出し袋」として絶対必要なものは、以下のとおり。
約4000円という手が届きやすい価格帯も、魅力的です。
*『[山善] 防災セット 30点入 YBG-30R』の画像。
セット内容は同じままで、
リュックサックが赤い「YBG-30R」と、リュックサックが黒い「YBG-30BK」、どちらかをお選びいただけます。
●セット内容:
リュックサック、
緊急用ホイッスル、
2WAYドライバー、
カッター、
圧縮袋、
予備袋、
筆記用具セット、
歯ブラシ×3本、
綿棒×20本、
マスク×3枚、
携帯トイレ×3個、
45Lポリ袋×3枚、
紙皿×3枚、
プラカップ×5個、
割り箸×5膳、
スプーン・フォークセット、
2WAY懐中電灯、
ラバー手袋、
お薬ケース、
布テープ、
レインポンチョ、
サンダル、
アルミシート、
アルミブランケット、
エア枕、
非常用給水バッグ、
ラップ、
アルミホイル、
ボディタオル、
ティッシュ
☑ 黒いリュックの1人用セット(YBG-30BK)【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ お得な4人用セット【楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ 高齢者の方にも好評。折り畳みイスにもなるキャリー付きセット【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ お得な車中泊セット(災害対策30点セット&車中泊25点セット)【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
ただ、「災害対策30点セット&車中泊25点セット」のセットとなっていますが、かぶっているアイテムも数点あるようです。
※【1人用セット】¥20,800(税込)
防災士が厳選した30種類の防災グッズをセット。袋の素材は火災時の延焼を防ぐ防炎素材を使用し、しっかり中身をガードします。1人用は重量5kgほどと、女性でも持ちやすいのも嬉しいポイント。
その丈夫な袋の中身は・・・快適性に配慮した防災グッズも整っています。拭き取りタイプの水のいらないシャンプーや、エアーまくら、アイマスク、耳栓といった、衛生面や睡眠をサポートするアイテムは心強い味方になります。
1.ソーラー多機能ラジオライト5000
2.5年保存水(500ml×4本)
3.缶詰ソフトパン(100g×3)
4.5.食品加熱袋・加熱剤
6.ウェットボディタオル
7.非常用簡易トイレ3回分
8.アルミブランケット
9.アルコール除菌ジェル
10.マルチツール
11.エアーまくら
12.13.アイマスク・耳栓
14.スリッパ
15.非常用給水袋
16.水のいらないシャンプー
17.緊急用ホイッスル IDカード付き
18.レジャーシート
19.軍手
20.歯ブラシ
21.布ガムテープ
22.レインコート
23.カイロ(×2)
24.三角巾
25.乾電池(×4)
26.マスク
27.緊急時連絡シート
28.防災アドバイス
29.30.救急ポーチ・救急セット
☑ 2人用セット【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ 子ども用セット【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
※【1人用セット】¥19,800(税込)
ご紹介する「LA・PITA(ラピタ) 防災セット」は、防災士×防災用品メーカーの共同開発によって誕生。楽天ランキングで上位に入ることも多く、大きな注目を集めている商品です。
≪防災セットラピタプレミアム 1人用≫
防水仕様リュック×1
ポーチ×1
多機能ダイナモラジオライト×1
防滴ダイヤルランタン×1
単三乾電池
防災アドバイス×1
ポーチM×1
長期保存水500ml×4
ポーチS×1
レスキューライス
アルファ米×3
ポーチ×1
圧縮タオル×1
アイマスク・耳栓×1
レスキュー寝ふくろ×1
防災エアーマットAIRGOLON×1
レスキューシート×1
ポーチ×1
トイレONE3枚入×1
マスク×1
全身ドライシャンプー×1
目かくしポンチョ×1
コップ付き歯みがきセット×1
ポーチ×1
ソフトパックティッシュ×1
救急セット×1
ぱぱっとレインコート×1
らくらく圧縮袋×1
蓄光ホイッスル×1
ウォーターバッグ×1
取扱説明書×1
☑ 2人用セット【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ 3人用セット【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ ものすごい防災セットプレミアム 1人用【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ ものすごい防災セットプレミアム 2人用【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
☑ ものすごい防災セットプレミアム 3人用【Amazon/楽天/Yahoo!ショッピング】
サバイバルローラーバッグ ニューベーシックデラックス EX48BXWNBD
※【2~3人用セット】¥23,845(税込)
リュック兼コロコロが付きローラーバッグが、防災用として登場。
キャリーケースのように持ち手をもって移動できます。
視認性の高いVデザインの反射板が付いており、遠くからでも目立つことも大きなポイント。
永谷園製造のレトルト非常食のほか、ラジオ付き多機能自家発電ライト、保温機能のあるアルミシートなどをセット。
この商品の目玉は、このバッグ自体が大型貯水タンクになること。バケツのように使えて、水を漏らしません。貯水容量は28L(走行時23L)です。
水道がストップして、給水へ向かうとき、家から近いところとは限りません。たっぷり入れた水は、非常に重たいからこそ、コロコロ付きのキャリーケースで運べるのはとても便利。バッグの中身は自己流にカスタマイズするとしても、このバッグ自体はとても重宝しますよ。地方に住んでいる車生活の方でも、キャリーなら車まで運びやすいですね。
~「防災グッズ」を個別に確認。必要になる物リスト~
②[重要な情報を書き留める・確認するための物]
③[暗さを照らす物]
④[水を汲みに行くための道具]
⑤[大小様々なサイズのビニール袋]
⑥[生命維持のための『道具』]*主に避難所で使用
⑦[生命維持のための『非常食・保存食』]
①[体を守る・衛生管理などのための物]
聞こえやすく、防犯にもなる「ホイッスル」
人間が聞きとりやすい音を出す
被災して、救援を求めるときに必要なものが「ホイッスル」。
こちらは一見、笛とは思えないおしゃれなデザインですが、聞こえやすい「3200Hz」「4800Hz」の音を出す、実践的な機能を備えています。
耐久性が高い「軍手」
カッターに触れても切れない生地
静かに使える「アルミ製保温シート」
カサカサ音が出ないアルミブランケットで、人が集まる避難所でも安心
体温が奪われるのを防ぐ「アルミ製保温シート」。100均でもよく見かけますが、人気商品はこちら。
ポケットサイズで軽量なうえ、カサカサ音が出ないアルミ保温シートなんですよ。
老若男女大勢の人が集まる避難所生活において、アルミ保温シートのカサカサ音がストレスになる方が多いそう。それを意識して動かず慎重に・・・というのはストレスになりますよね。
気持ち多めの「非常用トイレ」
ローリングストックしやすい15回分。但し交換目安10年間!買い替えを急がずに済む◎
※防臭袋BOSのセットはこのシリーズだけ
被災したとしても、避難所などに「簡易トイレがあるのでは?」と思われる方も多いかもしれません。
しかし実際は、簡易トイレがあったとしても、とても長い行列ができてしまって、なかなかトイレに行けない・・ということも多いものです。
「非常用トイレ」はせめて一人あたり5回分くらいでも、絶対必要なものとして常備してほしいグッズです。
※トイレに行く回数は、平均的に日中で5回くらいです。
こちらは、“おむつが臭わない袋”でお馴染みの、BOS (ボス) の簡易トイレセット。「すぐに使えて臭わない唯一の携帯トイレ」を謳っている人気商品です。
【確認】避難時におけるトイレの重要性について
しかし、トイレの我慢は命取りになることも。急性膀胱炎になり、頻尿や残尿感によって、自分がトイレのそばから離れられない事態になることも…。万が一、後悔しないためにも、トイレを我慢しない癖をつけておきましょう。
排せつを我慢し、水分摂取を控えると脱水症状になり、体力低下などによりインフルエンザにも感染しやすくなる。一定の尿量を確保しないと、脱水、尿路感染症(膀胱炎等)、循環不全(肺塞栓等)の危険性がある。ストレスや窮屈な生活により血栓ができ、エコノミークラス症候群で死にいたるケースもある。
※PDFが開きます。
※PDFが開きます。
長持ちする「トイレットペーパー」
従来の3ロール分が、ぎゅっと1ロールに!
トイレットペーパーは、ティッシュペーパー代わりに使えて役に立つので、一人暮らしさんでも、最低限1ロールは必要。
以下の「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」はその名のとおり、3ロール分の紙が1ロールとして使えるので、とてもおすすめです。
女性に嬉しい「洗顔&スキンケア&保湿 を兼ねたフェイスマスク」
災害時は、飲料水が貴重。洗顔に、水を使わないために。
ミニサイズの「保湿クリーム(リップクリームなど)」
顔・唇・足など、あらゆるカサカサに役立つ、コンパクトな優秀アイテム
高保湿のリップケア商品も、女性におすすめしたいアイテム。簡単に携帯できるうえ、リップケアだけではなく、顔の保湿、手・体のカサカサにも使えます。手のひらなどで少し温めて、のばして使うといいですよ。
一つでもかさばる荷物を減らしたい時、こういったアイテムも有効です。
くれぐれも、スースーするメントールタイプを選ばないように、ご注意くださいね。
ミニサイズの、シアバターのリップクリームでもいいですね。実はこちら、ヘアスタイリング剤としても使えるので、「使用期限が気になって、ローリングストックに!」となったときに、利用の幅が広いのが嬉しいところ。
なおシアバターは、温かいところでは溶けやすいですが、品質が落ちるわけではありませんので、ご安心を。
・除菌ウェットティッシュ(除菌用のハンドジェル、食品用アルコールスプレーも便利)
・歯ブラシ
・救急セットや医薬品
・マスク
・薄めのタオル・ハンカチ
・ティッシュ
・雨具(レインコート) *ポケットサイズ
・防寒対策(服・ジャケットなど)、靴下、薄いシャツ、下着(カップ付きタンクトップ)などの衣服 (※)
・カイロ
ほとんどのものが、100均でも購入可能です。
②[重要な情報を書き留める・確認するための物]
スマホの充電機能付き「ラジオ」+懐中電灯機能
スマホも充電でき、情報収集で大活躍
ここで取り上げたいのは、 ソニーのポータブルラジオ ICF-B99。手回し充電に加え、太陽光充電(ソーラーパネル充電)にも対応しています。
スマホも充電でき、暗闇を照らすライトも付いています。こちらはamazon評価も高いです。
☑FM/AMラジオ(ワイドFMにも対応)
☑モバイルバッテリーになる
☑懐中電灯
☑防滴仕様(JIS IPX4 相当)
【充電の仕方】
☑USB充電
☑手回し充電
☑ソーラーパネルによる太陽光充電
★乾電池(単3形x2本)でも動きます。
こちらもコンパクトで軽量化にぴったり。東芝製の「ラジオ TY-JKR5」は188gです。
☑FM/AMラジオ
☑USB端子付きでモバイルバッテリーになる
※ただし乾電池をセットして、スマホへの充電は不可
☑懐中電灯(白色LEDライト)
【充電の仕方】
☑手回し充電
※内蔵充電池には、10年間機能を保持すると言われる電気二重層コンデンサー(キャパシタ)を採用。
★乾電池(単四形x2本)でも動きます。
スマホ・携帯の「モバイルバッテリー」「充電用コード(予備用)」
常に携帯できるサイズ感で、ソーラー充電可能
平常時でも携帯している方が多い、スマホのモバイルバッテリー。コンセントからの充電式が一般的ですが、被災しライフラインが止まってしまったら・・・充電できませんよね。
そこで役に立つのが、ソーラーパネルを搭載した、「ソーラー充電タイプのモバイルバッテリー」。
1台につき、同時に複数のスマホ充電に対応。また、照明ライト付きで、防水・防塵加工も施されています。
携帯しやすいサイズ感なので、普段のお出かけにも◎ 様々なシーンで重宝しますよ。
注文後18ヶ月が保証の対象となり、Anker会員には+6ヶ月の延長保証が付きます。注文番号が保証書の代わりとなります。
電話対応のカスタマーサポートもあります。
☑メモ帳
☑油性ペン
☑鉛筆
☑はさみ・カッター
☑布のガムテープ
☑電池(ラジオ等、併せて持っていく電気製品に合ったもの)
☑地図(できれば広域避難地図)
☑家族、親戚、万が一の時頼れる知人、友人などの連絡先
☑家族の顔が映った写真 *万が一はぐれたときのため
(「布のガムテープ」は粘着力が弱い、「鉛筆」は芯が折れやすいなど)
質にこだわりたいものは、100均ではなく、専門メーカーのものを選びましょう。
③[暗さを照らす物]
使い勝手のいい「懐中電灯」
スマホのライトは、よく知っている家の中では役立つかもしれませんが、外の広範囲を照らすのには不十分。そしてなにより、夜間、暗闇のなかで「救助を求めるサイン」としても、懐中電灯はとても役立つものなのです。
上記を認識すると、高性能な懐中電灯は、自分の命を守るために絶対必要なもの。最低限のリストに加えておきましょう。
単1形~単4形、どの電池でも使用可能
パナソニック「電池がどれでもライト」は単1形、単2形、単3形、単4形、どの電池でも「1本」で使えます。手に馴染みやすいサイズ感で、携帯しやすいですよ。
振ると発電する、電池がいらない懐中電灯もおすすめ。
大作商事の発電式LEDライト「ナイトスターJP」は、約30秒振るだけで約20分間点灯します。加えて水中100mにも耐える防水設計、さらに1.2mの高さからの落下にも耐える頑丈設計です。併せてご検討くださいね。
【おまけ】灯部をはずしてランタンにできる、ソーラー充電のガーデンライトも便利
2way仕様のソーラー充電式のガーデンライト。普段は土に挿しっぱなしの屋外用ライトが、灯部をポールから外すだけで、非常時は持ち運びできるランタンとして活躍します。
④[水を汲みに行くための道具]
かさばらない「給水袋」「ポリタンク」
中身を確認しやすい透明色で、安心。
被災して家の水道がストップしてしまったら・・・家に備蓄している水で、生活をやりくりしなければなりません。飲料用に備蓄しているお水は、とても貴重ですよね。
そこで、自衛隊の災害派遣などの、「給水車」の出番。給水車からの水をもらうために必要なのが、「給水袋」「ポリタンク」です。
おすすめは、透明色の「給水袋」。たとえば給水車ではなく井戸から水を汲む、といった場合でも、中身を確認しやすいので安心です。
3L・5L・10L の3タイプから選択可能(各2個セット)
15L(2個セット)
⑤[大小様々なサイズのビニール袋]
丈夫な高密度ポリエチレン素材の「ビニール袋」
高密度ポリエチレンで、さらに、結びやすいマチ付きを。
下の章の方でご説明しますが、「ビニール袋」は絶対必要なもの。
プライバシー保護のため、中身がすべてわかる透明ではなく、半透明くらいがおすすめ(プライバシー保護を意識しすぎて黒などの色を選ぶと、中身が疑われるケースも)。
こちらは、Amazonブランドの取っ手付きゴミ袋。丈夫な高密度ポリエチレンの素材なので、やや重たい物も入れることができます。
⑥[生命維持のための『道具』]*主に避難所で使用
調理でも役立つ「アウトドア向きのマルチツール」
そして、なにかと使い勝手がいいのが、プライヤーなどが付いたマルチツール。
でも、たとえ多機能でも、使いづらければ意味がないですよね。
女性でも握りやすいハサミ付きを選ぶと◎
1983年創業のアメリカ発のメーカー、LEATHERMAN(レザーマン)の、現行ラインナップ商品の中では一番古いモデルである「MICRA(マイクラ)」
ご覧のとおり、“ハサミ”が使いやすい形状をしています。実際の災害時の食事づくりでは、ナイフよりも、ハサミやカッターが重宝するケースが多いですよ。
ハサミのほか、ステンレスナイフ、マイナスドライバー&フラットプラスドライバー、栓抜き、ピンセットなどが付いています。
非常時にこだわらなくても、日常でバッグのポーチに1つ入れておくとなにかと便利!
マルチツールを探すと多機能な商品が多く迷うかもしれませんが・・・自分にとっての使い勝手の良さを重視すると、絶対必要なものが見えてくるはず。
<主な機能>
・ハサミ
・420HCステンレスナイフ
・マイナスドライバー(XS、M)
・爪ヤスリ
・ピンセット
・定規(12cm/4.7インチ)
・栓抜き
創業以来130年以上。十字マークでお馴染み、マルチツールやキッチンナイフを手掛けるスイス発のメーカー「VICTORINOX(ビクトリノックス)」。
こちらはベーシックタイプとして知られる、7機能を搭載したマルチツールです。
<機能>
1.スモールブレード
2.はさみ
3.つめやすり
4.マイナスドライバー 2.5mm
5.キーリング
6.つまようじ
7.ピンセット
フィールドマスターは15機能を搭載。カン切りやのこぎりが付いており、アウトドアシーンでも活躍します。
<機能>
1.ラージブレード
2.スモールブレード
3.カン切り
4.マイナスドライバー 3mm
5.せん抜き
6.マイナスドライバー 6mm
7.ワイヤーストリッパー
8.リーマー(穴あけ)、千枚通し
9.プラスドライバー(フィリップス型1/2)
10.はさみ
11.のこぎり
12.マルチフック
13.つまようじ
14.ピンセット
15.キーリング
耐熱ポリ袋「アイラップ」
「アイラップ」は湯せんが可能で、安心してご飯を炊くことに使用できる
いつもは炊飯器で炊いているご飯ですが、電気が使えない状況では、どのようにしてご飯を炊けばよいのでしょう?
そこでおすすめしたいのが、耐熱ポリ袋を使って、湯せんでご飯を炊く方法。耐熱性が無い袋を使うと、役に立たない可能性があるのでご注意を。
料理上手さんにも人気の「アイラップ」が役立ちます。
管理しやすい「カトラリー」
箸まで折りたたみ可能で、全てがポケットにinできる
避難所生活では、使い捨ての食器(紙皿・割り箸など)を使うことが多いのですが、何回か使えば、ふやけてしまったり、(たとえラップを敷いて使ったとしても)衛生的によくありません。
そこで、このように折りたたみ可能なステンレス製のアイテムを、防災グッズのリストに加えてみませんか。
こちらの商品は、箸も連結させて、大人用サイズの1本にするつくり。メッシュ収納袋が付いてきて、通気性が良いのも嬉しいポイントです。
ずっと愛用しやすい「缶切り&栓抜き」
家用としても馴染んで使える、シンプルなデザインに。
あくまでお家にあるタイプでかまわないのですが、常に、避難用の防災リュックのなかには、「缶切り&栓抜き」を絶対に入れるようにしましょう。
「自分が持っている缶詰はすべて缶切り不要だよ!」と思う方がいるかもしれませんが、支給された食料品には、缶切りが必要なタイプの缶詰が、あるかもしれません。
【番外編】車の窓を割る「ガラス割りハンマー」も、あると安心
創業61年、カー用品メーカー「大自工業」が展開しているブランド「メルテック」にはカーライフをサポートする実用的なグッズがたくさん。
こちらは、窓ガラスをたたき割るハンマーと、車のシートベルトを切断できるカッターが付いている、メルテックの「レスキューハンマー」。車のなかに閉じ込められそうになった時脱出するために、本当に必要なものと言えるでしょう。
・ライター
・食品用ラップフィルム(サランラップ®など)
→下で後述しますが、食品用以外にも汚れ防止、応急手当など様々な使い道があるのでお忘れなく。
・プラスチック皿(大きめのフタ付きタッパー/プラ容器でも可)
→汚れ防止のために食品用ラップを敷いてからの使用がお薦め
※本記事の【災害時の「大活躍アイテム」とは】の章もあわせてご参照ください
・使い捨てできる、プラスチックカップ
・ジップロック®等のファスナー付きポリ袋
・使い勝手のよい布巾(てぬぐいなど)
⑦[生命維持のための『非常食・保存食』]
まずは、とにかく「飲料水」の確保。そして、栄養を摂ることが重要なのですが、そんな自分に“生きる希望”を与えてくれる味わいも重視して、食糧を選んでみませんか。バリエーションを持たせて、飽きないようにするのがポイントです。
リュックで背負える「飲料水(500ml)」×最低4~6本 *1人当たり
500mlのペットボトルは、水筒の代わりにもなる。
3日分の備蓄量の目安
(1)水については、1人当たり1日3リットル、計9リットル
(2)主食については、1人当たり1日3食、計9食
(3)毛布については、1人当たり1枚
(4)その他の品目については、物資ごとに必要量を算定
<出典>
大規模地震の発生に伴う 帰宅困難者対策のガイドライン PDF|帰宅困難者対策 : 防災情報のページ - 内閣府
http://www.bousai.go.jp/jishin/kitakukonnan/pdf/kitakukonnan_guideline.pdf
避難所へ行く際、こちらのような600mlの水を5本リュックに詰めて、背負っていくことができたらベストです。
しかし実際のところ、そのほか懐中電灯、缶詰など、重たい荷物も出てくるもの。せめて最低限・・・4本は持っておきたいですね。
1.5Lなどの大きなペットボトルよりも、500mlや600mlサイズのペットボトルで持って行くのがおすすめ。水を飲みきっても携帯の水筒がわりになります。また、水が入ったペットボトルのそばに携帯ライトをおけば、光りが乱反射して明るさが際立つので、サインとして役立つことも。
お湯(水)を注いで食べれるお米「アルファ米」など
味わいに変化をつけて、飽きないように。
被災時でも、アウトドアでも、電気を使わずに食べれるご飯の商品といえば、「尾西のアルファ米」がだんとつ有名で、人気です。
このように味のバリエーションも豊富なので、一度試しに買ってみて、また、早速味見をしてみるのもおすすめ。食べてみて、口に合わず、「私には必要ないかも」となっては、本末転倒ですよね。
そのまま食べられる「缶詰」「レトルト」「乾物」など
「缶詰」は、魚・肉などのおかずになる具で、缶切り不要を中心に。
ご飯にそのままのせて食べられますし、カレーに加えたり、野菜サラダに和えたりと、応用しやすいのが大きな魅力。安い日に買いだめして、常にお家に常備を。ローリングストックして、使っていけるといいですね。
(ノンオイルではなく、オイル入りのツナ缶を使用ください)
こちらは、吉野家が出している「牛焼肉丼」のための缶詰です。高機能玄米「金のいぶき」が使用されていて、本当に“丼”を楽しめるのがポイントです。そのほかに「牛丼」「豚丼」もありますよ。
ライフラインが止まっていても吉野家の牛丼が食べられるのは、なんだか日常を取り戻した気持ちになって、嬉しいですよね。子供も明るい気持ちになるのでは。
こちらは、おしゃれなサバ缶、その名も「サヴァ缶」です。おしゃれなのは見た目だけではなく、その味わいも!
こちらは6缶入りのアソートセットで、「オリーブ」、「レモンバジル」、「パプリカチリ」といった、イタリアンな味わいを楽しめるサバ缶なんですよ。
たとえば非常時に推奨される、茹でない「水漬けパスタ」を作ったなら、こちらの缶詰をあえてみてはいかがでしょう?「明日はこの味が食べたい♪」と、生きる活力にもつながりますよね。
電気、水道だけでなく、火も使えない状況に陥ってしまったなら・・・。
そんなときには、アルファ米を使ってご飯をもどして、こちらの常備用カレーをつかって、「カレーライス」をいただいてみてはいかがでしょう。
「カレーライス」はしっかりとした味なので、例えば、一緒に「豆の缶詰」「ツナ缶」を混ぜたりと、アレンジしやすいのがいいですよね。
筆者が、栄養的に素晴らしい飲み物としておすすめしたいのが「スキムミルク」。子供の頃に飲んでいた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カルシウムがしっかり摂れるうえ、どこかほっとする香りと味わい。砂糖を入れて甘い飲み物にしたり、また、コーヒーに入れたり。そして、調理に使ったり・・・幅広く活用できます。
因みにフリーズドライの甘酒も、疲れているときに体に染み渡る美味しさ。こちらもご検討くださいね。
おやつとしてそのまま食べても良し、そして炒ってみるとまた香ばしくて美味しいのが「食べる小魚」。乾物なので長持ちするのに、カルシウムやDHAといった栄養も摂れて、優秀なんですよ。
小袋入りでよく見かける「アーモンド&小魚」もおすすめです。
高カロリー、栄養機能食品…の他、心を安定させる「好きな食べ物」も
ついつい「おかず」選びに意識が向きがちですが、心がほっこりする「おでん」もおすすめ。温めれば、良いにおいがして、出汁を美味しくいただけますね。卵など、色んな具を一緒に楽しめるのも嬉しいポイント。
練り種:ウインナー巻、竹輪、鶏つくねが、各2個入り
野菜種:国産大根、国内産こんにゃく、国産玉子、釧路産昆布が各2個入り
その他、賞味期限が長い食品はこちらから:
【知っトク1】お米を備蓄するなら、洗わなくて済む「無洗米」を選ぼう
せっかくストックしておいたペットボトルのきれいな飲料水。貴重なものなので、お米を洗うために使ってはもったいないです。
お米を炊くときは、洗わなくても美味しい、無洗米を大活用しましょう。
(*)補足:保温性の高いステンレスボトルも使用可。
【知っトク2】食物繊維はドライフルーツ、ビタミンはサプリで補給しよう
普段、ヨーグルトやバナナなどで腸活しているという方は多いのではないでしょうか。非常時はストレスがたまりやすいからこそ、便秘になりがちということも。
賞味期限が比較的長めの、食物繊維を含んだドライフルーツを買い置きしてはいかがでしょう。ローリングストックで、定期的に食べていくとしても、体に良いものなのでまったく抵抗はないですよね。
野菜がなかなか食べられない状況を考えて、ビタミン補給のためのサプリを用意しておくことも、おすすめですよ。
【知っトク3】停電になった時、冷蔵庫/冷蔵庫の食料をムダにしない為に
保冷剤や、保冷剤代わりになるチューペットアイスなどを活用
保冷剤代わりに、「チューペット(チューチューアイス)」や「飲み口の付いたパウチ飲料(アクエリアスなど)」を使うこともできます。冷凍庫に、常備しておいてもいいですね。
食料品備蓄についてのご参考用サイト:
おまけ[避難所用に用意しておきたいグッズ]
耳栓
いびき対策だけはなく、自分にとって不快な騒音をおさえてくれる
避難所で大人数で眠るとき、人のいびきが気になって寝れない・・・という場合に活躍するのが耳栓。
また、日中であっても、「誰かの音楽プレイヤーが、イヤホンから音漏れして聞こえる」「聞きたくないような会話が聞こえてくる」といったときでも、有効。
なんとなく、そういった場合はイヤホンで音楽を聴きたいと思いがちですが、それもまた電気を消費します。そう考えると、耳栓は絶対必要なものかもしれません。
ラバー製サンダル・スリッパ
靴を履くまででもないけど、いろいろ歩きたい場合に。
ねぶくろ
四角い就寝スペースを作れて、冷たい地面への接触を防ぐカーペットにも。
リュックに入れるとなると結構かさばりますが、「車で避難所へ行く」という方は、ぜひ寝袋(シュラフ)も一緒に車に積むことをおすすめします。
避難所では、毛布の数も十分ではないものです。このように四角に広げられる寝袋ならば、カーペット代わりにもなりますね。
ねぶくろがかさばる場合は・・・マット
冷たい地面に、大切な体温を奪われない為に。
安眠グッズ
目と耳をやさしく覆って、寝つきを改善
避難所暮らしでは、様々なストレスが加わって、睡眠不足になりがち。そして体調を崩す方が増えるものです。精神的にも不安定になりやすくなります。ひとつでも安眠グッズを持っておくと心強いですよ。
おすすめなのは、耳栓と加えて、アイマスクを併用すること。
こちらのアイマスクは一般的なものよりも心強い、耳まで覆ってくれるタイプ。睡眠の妨げになる耳の冷えもカバーしてくれますよ。耳周りのゴムの締め付けなども、気にならなくてよいですね。
目の遮光性だけでなく、音も軽減する、日常使いにも取り入れてみたい快眠アイマスクです。
液体ハミガキ
水の供給がストップした災害時では、きれいな水の使いみちは「飲用水」として確保したいもの。だからこそ、体のケアのための水は後回しになりがちですが・・・しっかり気にかけておきたいのが「歯みがき」。
歯ブラシを使うと洗浄にきれいな水が必要なため、おろそかになりがち。でも、歯のケアをせずに過ごしてしまうと、虫歯や歯周病の悪化を招き、最悪、眠れないほどの激痛に見舞われることもという事態も。
水が貴重な状況では、液体ハミガキやマウスウォッシュが大助かり。手軽に口の中を殺菌・洗浄することができます。
充電式 LEDランタン(モバイルバッテリー機能付)
外での夕食時、車中泊などで活躍する、置き型のLEDランタン。防災用問わず使えるデザインのものを1つお家に常備しておくと、なにかと重宝します。
こちらのYAEI WORKERSのLEDランタンは電球色強モード(最大輝度1200ルーメン)で最大15時間連続点灯、昼光色弱モードでは50時間連続点灯で、機能性は申し分なし。加えて、大容量バッテリー機能も備えており、スマホも充電できる優れものです。充電式で、電池は使えませんので、そこだけご注意くださいね。(充電しながらの使用は可能)
ハンズフリーで使えるライトが欲しい方は…ヘッドライト or ネックライト
暗いところでの作業時や歩行時の携帯ライトは、両手を自由に使えるヘッドライトが便利。でも、「防災用以外に使い道がないのに、高額のヘッドライトを買うのはちょっと…」という方は多いのではないでしょうか。
おすすめしたいのは、こちらのN-FORCEのヘッドライト。約1500円というお手頃価格が大きな魅力。単4電池×3本で、弱モードでは約60時間稼働します。
防災セットの袋には、新品電池とセットで(電池は装着しない状態で)ヘッドライトをしまえば良いですね。
最近、夜間のランナーたちからも注目れているのが、こちらのLEDネックライト。手で持たずに、ネックレスのように首から吊り下げされるので、両手があくことが大きな魅力です。
お子さん連れのお母さんもこれがあると何かと便利。ヘッドライトよりも、気軽に身に着けやすいですよね◎
卓上カセットコンロ
地震や台風で、ガスと電気がストップした時に大いに助かるのが、カセットコンロ。自炊をするうえで大変重宝します。
もちろん日常でも、鍋をしたりと使いこなせるものなので、1つあっても後悔することはないアイテムです。アウトドアシーンでも活躍◎
こちらのイワタニの「カセットフー エコプレミアム CB-EPR-1」は炎が内側に出る内炎式エコバーナーを採用。カセットガスの使いすぎをセーブしてくれる優れものです。
カセットコンロを買ったら、使う時に取り付ける「カセットガス(CB缶)」もお忘れなく
カセットコンロと一緒に、「カセットガス(カセットボンベ)」もセットで管理しましょう。本体があっても、これがなければ火はつきません。
ちなみにJIS規格に合ったカセットガス(カセットボンベ)であれば、イワタニ製のカセットコンロを買ったとしても、他社メーカーのカセットガスを取り付け可能です。もちろん、逆もしかりです。カセットガスはどこのホームセンターでも手に入りますので、安い特売日を狙えるといいですね。
カセットボンベには使用期限があるので、一度にたくさんストックするか、2~3本ストックするかは、自分のライフスタイルに合わせて考えましょう。
【おまけ】登山やキャンプ好きの方へ。
『卓上カセットコンロ+カセットガス』を買うより・・・
✔「シングルバーナー+ガス缶」
✔「固形燃料用コンロ(五徳&風防付き)+固形燃料」
✔「アルコールストーブ+五徳&風防+燃料用アルコール」
を備えるというのもオススメです。
あわせて、メスティンやコッヘル(クッカー)を揃えておいても◎ 来たる登山の日に向けてのモチベーションにもなりそう。
登山好きになると、おのずと山でご飯を作れる術(すべ)が身につくので、常温保存が可能な「缶詰」や「乾物」、「レトルト」をいかした調理が上手になります。さらには日常的に登山に持って行く食材をチェックしたり、購入・ローリングストックしたりと……災害時に役立つ食品ストックも上手にできるように。家のライフラインが止まってもサバイバルできる能力が高まります。
画像/EPIgas® (イーピーアイガス)人気ナンバー1モデルの「REVO-3700ストーブ」。S.F.P.M. の採用により軽量コンパクトながらも 3700kcal の高火力。とろ火の調整も可能です。
※画像はセットに見えますが、こちらはあくまで本体のみです(ガスカートリッジの付属は無し)。
画像/ZEN Camps「風防兼五徳(アルコールストーブ用・固形燃料用)」
・赤ちゃん用体拭き(体を拭くのに役立ちます)
・生理用ナプキン(女性)
・ちょっとしたブランケット(広げれば敷物の代わり、まるめれば枕の代わりにも)
以下のサイトで赤ちゃんがいるご家族に必要なものが紹介されていますので、あわせてご覧ください。
~お役立ちコラム~
意外に盲点、お金は「小銭」も用意して
ついついスマホがあれば、最悪なんとかなる!と思いがち。しかし、スマホは充電が切れたら使えません。もちろん、キャッシュレスの電子決済も不可能です。
あわせて通帳&印鑑セットなども、忘れないように気をつけたいものです。
災害時の「大活躍アイテム」とは
ビニール袋
食品用ラップ
命を守るアイテムになるかもしれないため、絶対必要なものリストに加えましょう。
アルミホイル
小鍋の上にアルミホイルを敷いて直火調理すれば、小鍋を汚さず調理することも可能です。
新聞紙
【停電になったら】キッチンペーパー・サラダ油・アルミホイル
避難所での過ごし方
避難所はストレスがたまりやすい場所。ストレス軽減の方法を知っておく
そんなストレスを感じやすい環境下で、よく話題となるのが、プライバシー確保の問題です。
周りの目を意識せずに過ごせる「自分専用エリア」をつくってくれる避難所もありますが、非常時は、いかに自分で自分のストレスを軽減させるか(心の健康を保てるか)も、体の健康のほかに、気を配らなければならないポイント。
パーテーションづくりのノウハウ等を押さえておきましょう。
防災グッズの管理法
買ったらもうokじゃない。防災グッズは「ローリングストック」で定期的に新陳代謝を促す

しかし、そのリュックを1年、2年放置してしまったら・・・中身が劣化する場合もありえます。そこで実践していただきたいのが、定期的に備蓄品の新陳代謝を促す「ローリングストック」です。
よく「備蓄用の食料品(水、缶詰、乾麺など)」のローリングストックが推奨されていますが、除菌ウェットティッシュは効果が弱まったり、電池は寿命が減ったりと、食べられないモノについても同じこと。防災グッズがいつでも使える状態に保てるように、定期的にローリングストックを行ないましょう。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックと言います。
食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。
ただし、災害時に「避難が1番安心」と意識すぎるのも危険です。
自然災害時に発信される「防災無線」「緊急速報メール」のアラートは全て自主避難を促すものではなく、注意報・警報・特別警報などがあります。状況によっては外に出るより自宅待機(二階などで)のほうが安全な場合がありますので、正しい判断を心がけましょう。